仏教講座【3】阿字観瞑想とは

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7、五大願(ごだいがん)金剛合掌

衆生は無辺なり・・・誓って度(すく)わんことを願う

福智は無辺なり・・・誓って集めんことを願う

法門は無辺なり・・・誓って学ばんことを願う

如来は無辺なり・・・誓って事(つか)えんことを願う

菩薩は無常なり・・・誓って証(さと)らんことを願う

 

8、五字明念珠(胎蔵界大世知如来真言)

アビラウンケン(観念)

本不生を証する勇者よ、フーン・カン

 

9、調息 法界定印

法界定印を結び、目を閉じたまま、息を三回口から吐く。

次は鼻から呼吸をする。出入りの呼吸に感じて呼吸を整え、

心を静める。

 

10、正観 法界定印

目を半眼にして本尊を見る

自心を清浄にして慈しみの心を開いた蓮華

自心の円満にして清涼の光を放って月輪

 

字・蓮華・月輪の色・形・徳を感覚的に感じる

しばらくして静かに目を閉じて眼の前を感ずる

毎日修行を重ね眼の前の本尊が明瞭になるようになれば、

そのままゆっくりと胸の中に引き入れて、自心の清浄と

光明を、全身に感じて、元のかけ軸にゆっくりと戻す。

 

次号に続く