修業体験感想文のご紹介

こんにちは。天光寺でございます。

檜原村は晴れておりますが18℃とまだまだ薄手の上着が必要な気温となっております。

本日は体験修行をされた方の感想を紹介させていただきます。

 

私は、この三日間まず無事に終えられた事を感謝致します。

私は最近仕事の職場に一人知的障碍者の同僚がおり、仕事が遅く、出来上がった資料があまりにも酷い為腹を立てておりました。それから、昨年抗線上の癌になり体の機能も低下していた事から、体を壊してしまい最近では会社に行けなくなっておりました。私はボロボロでした。とにかく平成のうちに何かを変えたくここに参りました。貪・瞋・痴(※)の話を伺い私は自分の仕事は出来て当たり前という考えに縛られ、瞋を通り越して痴になっていたのだと思います。

おそらく彼女の限界だと考え無理に理解しようとはせず「宇宙人」だから理解出来ないのは当たり前という感じに流したいと感じております。

今さらですが、私は中学時代キリスト系の学校に通っていた為、仏教は異教徒だという思いを抱いておりました。しかしながら両方に共通してこれは歴史だと感じました。先人が積極的に経験を語ったものに思えたからです。先生の法話のビデオの中で各々家系の仏様の違いで考え方や争いが起きますが、それは違い仏様全員が繋がっており、必要な仏様がその人の前に現れるとお聴きそういう事だったのかと思いました。

冒頭に戻りますが、今回写仏・写経・お経読みをさせていただき自分にもきちんとやりきる力があったのだと実感し、とても嬉しく感じております。願い事を書かせていただきましたが、それを絶対叶えます。

私は幸せになりたいです。だからこの先マイナスな事で自分を苦しめないようにします。私はずっと死にたいと思って生きていました。おそらくなんで幸せになれないのだと自分を呪っていたのだと思います。マイナスの気が私を恐ろしく震えさせていました。

私は生まれただけで本当に幸せで、意味のある事だったのだと実感できました。

ただ一つ心残りな事は滝行が出来なかった事です。おそらく山に登れないです。これからは身体を直してきちんとメンテナンスをしてバランスよく過ごします。本当にありがとうございました。

 

 

※貪・瞋・痴(読み)とん・じん・ちとは仏教用語で、人間のもつ根元的な3つの悪徳のことです。

自分の好むものをむさぼり求める貪欲,自分の嫌いなものを憎み嫌悪する瞋恚(しんい),ものごとに的確な判断が下せずに,迷い惑う愚痴の3つで,人を毒するから三毒,三不善根などとも呼ばれております。

 

天光寺は日帰りできる半日滝行も行っておりますので、お身体が良くなりましたまた是非お越しくださいませ。

 

素敵な一日をお過ごしくだい。

f:id:tenkouji001:20190514113844p:plain